冷たい外気が圧縮・加熱されて機内に供給されますので、10~20%の湿度が維持されます。人間に最適な湿度は40~60%です。冬に暖房を入れた室内の湿度が10~20%であることを考えると、機内環境が非常に乾燥していることがわかります。
高度が高くなると、大気圧が低くなりますので、飛行中は特殊機器を利用して機内に圧縮された空気を供給します。
飛行中の高度によって1気圧(地上での気圧)から0.8気圧(海抜2,000mでの気圧)まで変化しますが、多くの健康なお客様は体調が崩れたりすることなく、旅を楽しむことができます。
しかし、普段から中耳炎や副鼻腔炎などの症状があるお客様や、歯科疾患で治療を必要とするお客様の場合は、多少の不具合を感じることがあります。
飛行機が不安定な気流によって強く揺れたりすることがあります。主に雲が多いところを通る時に揺れたりしますが、雲がまったくない時にも起きる現象ですので、予測できません。座席に座っている時にはシートベルトを着用して下さい。飛行機が揺れるというアナウンスがある時には、直ちに席に座ってシートベルトの着用をお願いします。
2-3時間以上バスに乗ったあと、下車するとめまいがしたり、足がしびれたり、むくんだりすることがあります。長時間の飛行時にも同様に、長時間にわたって座ったままあまり動かない場合、飛行後に、疲労、筋肉の緊張、足のむくみ、めまい、血栓の形成などの症状が現れることがあります。
当社の北極航路の路線に搭乗する場合、予想される宇宙放射線の被ばく量は次の通りです。
(単位:ミリシーベルト、mSv)
区間 | 最低 | 最高 | 平均 |
---|---|---|---|
ニューヨーク から 仁川 | 0.06119 | 0.08560 | 0.07264 |
シカゴ から 仁川 | 0.06300 | 0.07863 | 0.06997 |